「タッチ・タイピング(touch-typing)」 = 必須のITスキル

タイピングとコンピュータ

タイピングとコンピュータ

現代では、誰もがコンピュータを使用する。ビジネスでもプライベートでも、多くの時間を使って。しかし、毎日コンピュータを触っているから、皆「ブラインド・タッチ(タッチ・タイピング)」ができるのかというと、そんなことはない。タッチ・タイピングを完全にマスターしている人は、多くても全体の2割くらいではないだろうか?これは、キー配列を覚えていなくても、キーボードを見れば、「一応入力できる」ことに遠因がある。しかし、そうやってキーボード操作をしている限り、タイピング能力は磨かれないし、キー配列も覚えない。その結果、キー入力時のわずらわしさからも、永遠に開放されない。

タッチタイピングとタオル

この問題を解決するためには、「意識的に」タッチ・タイピング(Touch Typing)を行う必要がある。しかし、「つい手元を見てしまう癖」は、なかなか直らない。そんなときは、「手元をタオルで覆い隠して」練習するのも良い方法だ。

QWERTY配列

今、使っているキーボードの、上から2段目を見ると、左から順に、「Q」、「W」、「E」、「R」、「T」、「Y」と並んでいることに気づく。このような「一般的キーボード」の配列を、「QWERTY(クワティ)配列」と呼ぶ。

TYPE WRITER

次に、「T」、「Y」、「P」、「E」、「W」、「R」、「I」、「T」、「E」、「R」というキーを探して欲しい。すると、全ての文字は、「1段目」に配置されていることに気づく。これは、その昔、「タイプライター」のセールスマンが、新商品のプレゼンテーションを行う際、素早く「TYPE WRITER 」と打鍵することで、その製品の優秀性を示したかったため、このキー配列を採用した。そんな説がある。今から140年ほど前の1873年の話だ。

不合理なQWERTY配列

「キーボードの配列は、なぜ、abc順ではないのだろう?」「覚えにくい。なぜ、このようなキー配列を採用したのだろう?」そのような疑問を感じたことはないだろうか?そういった経験のある方は、前述の「TYPE WRITERセールスマン説」に、信憑性を感じられたかもしれない。実は、このQWERTY配列に不合理性を感じたのは、現代人だけではない。これまでも多くのの発明家が、「QWERTY配列に代わる、理想的なキー配列」を考案してきた。しかし、それらは、「QWERTY配列」を超える商業的成功を得ることはできなかった。だから、現代でも、この「QWERTY配列」が、キーボードのデファクト・スタンダードとして残っている。

タイピングのフォームポジション

キー入力時のフォームポジション

タイピング時の理想的なフォームは、ピアノを弾く時の形。すなわち、卵を優しく握る、あのフォーム。この時、左手の人差し指は、キーボードの「F」の上。右手の人差し指は、「J」の上。これらの文字上には、突起物がある。これを、「点字」の要領で、基点にする。あとは、残りの指を「A」、「S」、「D」、「K」、「L」、「;」に割り当てる。親指は、「スペース」キー付近。こうしてフォームポジションが固まったら、できるだけ「突起物」から人差し指を離さないよう、10本の指をフル活用してタイピングする。

「タイピング練習」カテゴリーのコンテンツ一覧

abcの歌

アルファベットのキー入力を練習するページ。出題内容は、「abcd」、「efg」、「hijk」のような、「abcの歌の1小節単位」。この出題内容をなぞる形でタイピングの練習を行う。もし、この出題内容に難しさを感じた場合は、次の「ザク・メソッド」ページで。

キー配列の覚え方(ザク・メソッド)

タッチ・タイピングを完全にマスターしているなら、キー配列を全て「紙」に書き出せるはずだ。もし、書き出せない場合は、「なんとなく指が覚えているだけ」ということになる。では、マスターしていない場合は、どのようにして覚えるのが良いのだろう?当サイトでは、「ザク・メソッド」という暗記法を提唱する。

アルファベット1文字

「よく入力する単語」は、その入力手順を指が覚えているものだ。しかし、そこで使われている「アルファベット一文字一文字」を、個別で指定された場合はどうだろう?それに「完全対応」できるだろうか?

アルファベット1文字+数字

幸いなことに、キーボードの数字は、規則正しく並んでいる。だから、キー配列を覚えるのは容易だ。しかし、これをタッチ・タイプできるかというと、話は、また別となる。これらのキーは、遠い位置に配列されているからだ。ただ、数字に関しては、習得時のプライオリティは、下がる。あくまでも、アルファベットをマスターした人向けのページ。

よく効く英単語

基本フォームから、上下方向に指を動かせば良いだけのキーは、比較的、習得が容易だ。一方、「G」、「H」、「T」、「Y」、「B」、「N」の場合は、タイピング時に横方向への指の移動が伴う。小指で入力するキーも、比較的、難易度が高い。むろん、難しいからといって、薬指に「代打」を頼むのはご法度。役割を固定することが重要だ。

手癖の矯正

スピード重視で入力するときは、「人差し指などのコントロールしやすい指」に、つい頼ってしまいがち。しかし、正確性を向上させたい場合は、規則性を重視した方が良い。すなわち、キーに割り当てる指を固定するのだ。例えば、「zaq」と入力するときは、全て「左手の小指」を使用する。

左手小指の練習

ここからは、各指を個別に練習するシリーズ。ザクメソッドでアルファベットのキー配列を覚え、左手小指で「ZAQ」をタイピングできるようになったとして。次は、「QAZ」も「AQZ」も「ZQA」も、瞬時に迷いなく自在にタイピングできるようになることを目指す。

左手薬指の練習

左手薬指が受け持つキーは、「X」、「S」、「W」。これは、ザクメソッドで覚えた通り。「XSW」を覚えたら、次は、「XWS」、「WSX」、「WXS」、「SWX」、「SXW」のタイピングも練習する。ただし、フォームポジションで中指と小指を固定している場合は、薬指は動かしにくい。その意味で、特に集中的な練習が必要。

左手中指の練習

左手中指が受け持つキーは、「C」、「D」、「E」。「R」には手が伸びやすいが、「R」は中指の担当ではない点に注意。「CDE」を覚えたら、次は、「CED」、「EDC」、「ECD」、「DEC」、「DCE」のタイピングも練習する。特に「C」のキーは、タイピングしにくいので、集中的な練習が必要となる。

左手人差し指の練習

左手人差し指が受け持つキーは、「VFR」と「BGT」。それぞれ、「RFV」、「FRV」、「TGB」、「GTB」などの順番で出題された場合でも、間違わずにタイピングできれば、「左手人差指」が担当するキー配列を完全にマスターしたことになる。

右手人差し指の練習

右手人差し指が受け持つキーは、「MJU」と「NHY」。それぞれ、「UJM」、「JUM」、「YHN」、「HYN」などの順番で出題された場合でも、間違わずにタイピングできるようになれば、「右手人差指」が担当するキー配列を完全にマスターしたことになる。

右手中指の練習

右手中指が受け持つキーは、「,」、「K」、「I」。「,KI」を覚えたら、次は、「,Ik」、「IK,」、「I,k」、「KI,」、「K,I」でも対応できるよう練習する。また、「,」は、日本語では「、」に相当する使用頻度の高いキー。そのことを念頭においた上で練習すると効果的。

右手薬指の練習

右手薬指が受け持つキーは、「.」、「L」、「O」。「.LO」を覚えたら、次は、「.LO」、「OL.」、「O.L」、「LO.」、「L.O」の順番で出題された場合でも対応できるよう練習する。また、「.」は、日本語では「。」に相当。使用頻度の高いキーなので、それを念頭においた上で練習すると効果的。

右手小指の練習

右手小指が受け持つキーは、「/」、「;」、「P」。「/;P」を覚えたら、次は、「/P;」、「P;/」、「P/;」、「;P/」、「;/P」の順番で出題された場合でも対応できるよう練習する。また、「/」のキーは、日本語では「・」。Shiftを押しながらなら「?」。そのことを頭に入れつつ練習すると効果的。

運指特訓(全指)

出題内容は、「各指の特訓内容」の全ミックス。この出題内容を全てタッチタイピングできるようになれば、主要キーの配列を完全に暗記したということになる。ここまでくれば、「いかにタイピングスピードを早くするか」という次の目標が見えてくる。